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乾太くんが設置できない家の条件|確認すべきポイントと解決方法[奈良県中南和向け]

投稿日:2025.12.8

更新日:2025.12.10

乾太くんをつけたいけど、うちでも置けるのかな?」
一番多い相談が“設置できるかどうか”です。

SNSを見ると「つけられなかった…」という声もありますが、
実際は “あきらかに無理な家”と“工夫すればできる家” があり、
その違いを丁寧に知るだけで不安はかなり減ります。

奈良県中南和(御所市・橿原市・香芝市・桜井市・五條市・吉野など)は、
・古い家が多い
・洗面所が狭い間取り
・プロパンガスが主流
といった特徴があるため、
設置できるかどうかは家によってさまざまです。

この記事では、
主婦の方がスッと読めるように
“設置できない代表的な条件”と“どうすれば解決できるか” をやさしくまとめました。

この記事でわかること

・乾太くんが設置できない家の特徴
・“置けない理由”が生まれる仕組み
・奈良県中南和で起きやすいパターン
・設置OKに変える方法
・チェックリストで家の状況を確認できる

① 設置スペースが足りない(最も多い原因)

乾太くんは“意外と大きい家電”です。
まず判断すべきなのは 「置き場所に高さ・幅・奥行きが確保できるか」 です。

必要サイズの目安

項目5kgタイプ8kgタイプ
本体の幅約55cm約65cm
奥行き約60cm約65cm
高さ約67cm約72cm
専用台(下置き)高さ 約45cm高さ 約45cm
ドアの開閉スペース30〜40cmほど必要同じ

特に“高さ”は最重要。
本体+専用台+上の空間 を足すと、
合計110〜125cmほど必要です。

奈良県中南和で多い“スペース不足の例”

奈良の住宅は
・築20〜40年の洗面所が狭い
・狭い洗面所に窓が1つある
・洗濯パンのサイズが小さい
・洗濯機の上が棚でふさがれている
などの理由で置けない家が多いです。

解決できるケース

✔棚を外す
✔洗濯パンを撤去して床置きに変える
✔専用台の種類を変更する
✔普段開けてない窓なら塞ぐ
→ これだけで設置できることがよくあります。

✔サンルームに置く
✔雨や水が掛からない屋外に置く
→洗面所以外に置く方もおられます。

サンルームに設置した乾太くん施工事例はこちら

洗面所に窓(あまり使っていない)がある場合の施工事例はこちら

大匠工務店では“洗面所プチリフォーム”とセットで解決したり、
日常の洗濯動線を考えて解決する方法を考えます。

② 排気のための「穴あけ」ができない家

乾太くん設置における排気口

乾太くんは湿気を外に逃がすため、
直径10〜12cmの穴あけ工事 が必要です。

穴あけできない主なケース

・RC造(鉄筋コンクリート造)のマンション
・共有壁になっている部分
・外壁が制限エリアに該当
・防火サッシのみの窓で代替不可

奈良の家で起きやすいパターン

・築古の鉄骨住宅(外壁に穴あけNGのことがある)
・吉野・五條などの斜面沿いの家で排気出口の確保が難しい
・洗面所の位置が“外壁から遠い”間取り

解決策があるケースも多い

・排気を“横方向”に振る
・洗濯機と乾太くんの位置を入れ替える
・ランドリールーム化で排気位置を再設計

※ “絶対ムリ”ではなく“工夫次第でできる家”も多いです。

排気のパターン

(画像出典:業務用ガス衣類乾燥機-設置について / Rinnai公式HP

③ ガスの種類が合わない or 配管が届かない

奈良県中南和はプロパンガスが主流

プロパンは火力が強く乾燥には向いていますが、
ガスボンベの位置と洗面所が遠いと配管が伸ばせない 場合があります。

プロパンガスのボンベ

ガスが使えない主なケース

・ガス栓が洗面所から遠すぎる
・安全調整のためガス会社が許可を出さない
・配管が通せない構造になっている

解決できるケース

・配管を新設する
・ガス栓を移設する
・ボイラー室から延長する

プロパンは都市ガスより調整幅が広いので、
“ガス会社との調整力”が設置可否を左右します。

大匠工務店はガス会社調整も代行できます。

④ 洗面所の床・壁が弱い(振動や音が出やすい)

▶床下の構造・壁の断面イメージ写真

古い家では
・床がふわっと沈む
・壁が薄い
・下地が弱い
などの理由で、乾太くんの振動が響きやすいことがあります。

洗面室の天井や壁を補強、FitTrack棚を使った施工事例はこちら

奈良県中南和の築古住宅で多い例

・洗面所の床がフカフカしている
・壁がベニヤ単板で薄い
・床下の根太(ねだ)が細い

解決策

・床の補強
・防振ゴム
・壁付け専用台の使用

“設置できない”というより
“設置すると不快になりやすい家” のため注意が必要です。

⑤ マンションの規約で禁止されている

奈良県でも橿原市・香芝市など都市部にはマンションがあり、
規約で以下の理由から禁止されていることがあります。

マンションで不可になりやすい理由

・共有部分への穴あけ禁止
・排気が他の部屋に迷惑をかける可能性
・ガス工事を外部業者ができない規定がある

解決策

・ベランダに置けるか管理会社に相談
・排気を窓から出す“窓パネル”を使えるか確認
※ ただし、マンションの窓パネルは現実的ではないケースが多いです。

⑥ 洗面所が湿気でいっぱい(臭い・カビ発生のリスク)

▶湿気で曇った洗面所の鏡/換気扇の写真

湿気が多いと乾太くんが
・乾きにくい
・排気が重くなる
・臭いが戻る
というトラブルが出やすいです。

奈良で特に起きやすいエリア

・吉野・五條(山沿いの湿気)
・御所(朝晩の温度差)

解決策

・換気扇の強化
・サーキュレーター併用
・ランドリールーム化

設置できるかどうかを判断する“チェックリスト”

質問できればOKNGの目安
設置場所に高さ110cm以上ある?× 高さ不足
外壁に穴あけできる?× RC造など
ガスの種類は使える?× ガス栓が遠い
床・壁はしっかりしている?× 振動が響く
湿気がこもりやすくない?× カビが多い

まとめ|“解決できる場合”も多いので、まずはプロに相談を

“設置できない家”には理由がありますが、
多くは ちょっとした工夫で置ける家に変わる ことがあります。

奈良県中南和はプロパンガス+湿気+築古住宅が多いため
判断が難しいケースもありますが、
専門の工務店に見てもらうだけで
「置ける/置けない」がすぐ分かります。

乾太くんは、設置できれば
毎日の家事を劇的にラクにしてくれる家電 です。

「うちでも置ける?」という簡単な質問からでも大歓迎です。

この記事の執筆者

株式会社 大匠工務店 代表取締役/一級建築士

大匠工務店は1974年創業。地域の皆さまに支えられ、今年で50年を迎えました。二代目の水落は、一級建築士として住まいの修繕からリフォーム、設備改善まで幅広く対応し、年間200件以上の工事実績 を重ねています。
奈良県中南和の気候・暮らし方を熟知しているため、乾太くんや給湯器、断熱、動線改善など、地域に合った最適な住まいづくりをご提案しています。売上の約9割がリピーターのお客様。「心豊かで笑顔あふれる住まいづくり」を理念に、工事後も長く見守る地域密着の工務店です。
(対応エリア:御所市・橿原市・葛城市・大和高田市・香芝市・桜井市・五條市 ほか)

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