乾太くんを検索すると、
「臭いがする」「音が大きい」という口コミを見て不安になる方はとても多いです。

結論から言うと、
臭いや音のトラブルの多くは“設置のやり方”が原因で、防げるものばかり。
本体の問題というより、
・排気の向き
・設置場所の湿気
・配管の角度
・床の強さ
こうした“家の環境”によって変わります。

奈良県中南和（御所市・橿原市・香芝市・五條市・吉野など）は、
湿気が多い地域や築年数が古い家が多いため、
臭い・音のトラブルは起こりやすい傾向があります。

この記事では、難しい言葉を使わずに、
乾太くんの臭い・音トラブルの原因と、すぐできる対策 をまとめました。

この記事でわかること

・乾太くんの臭いトラブルの原因
・音が大きくなる理由
・奈良県中南和で起きやすいパターン
・自分でできる改善方法
・後悔しないための“正しい設置のコツ”

乾太くんの「臭い」の原因は3つ

① 排気がうまく外に出ていない

▶排気口と外壁の位置がわかる写真

臭いトラブルの大半は“排気”の問題です。

乾太くんは、湿気と温風を外へ出すため、
排気口が 窓・換気扇・壁の凹み の近くにあると
空気が跳ね返って 自分の家に戻ってくる ことがあります。

これが「乾太くんが臭う」という誤解を生みます。

防ぐには

・外壁の“フラットな位置”に排気口をつける
・窓・換気扇の真下や真横は避ける
・できれば南向きより東/西/北面に排気を振る

奈良県中南和の山沿い（吉野・大淀）は風の流れが複雑なので要注意です。

乾太くんのデメリメリットと注意点｜買う前に知るべき“5つの落とし穴”［プロパンガス対応版］

乾太くんが設置できない家の条件｜確認すべきポイントと解決方法［奈良県中南和向け］

② フィルター掃除が足りない

乾太くんはフィルターにホコリが溜まりやすく、
そこに湿気が重なると“もわっ”とした臭いが出ることがあります。

チェックポイント

✔運転3〜5回に1回はフィルター掃除
✔月1回は内部フィルターも掃除

③ 湿気の多い場所に置いている

奈良は湿気の多い地域で、
特に 御所市・五條・吉野 は“朝晩の温度差”が強く、
洗面所・脱衣所が湿気を溜めやすい環境です。

湿気がこもると、
衣類の臭いが残りやすく、排気も重くなるので
乾きにくさ→臭いの悪循環になります。

改善策

・換気扇を回す
・内部にサーキュレーターを置く
・ランドリールーム化で“湿気逃げ道”を作る

乾太くんの「音」が大きくなる理由は4つ

① 壁・床が薄い（築古住宅で起きやすい）

奈良県の古い家（築30〜40年）では
壁が薄い・床が弱いケースが多く、
「響きやすい家構造」が音を大きく感じさせます。

対策

・専用台を“壁付けタイプ”にする
・防振ゴムを敷く
・ランドリールーム内に設置する

② 専用台の固定が甘い

専用台が床と水平でなかったり、
ネジの固定が弱いと、
カタカタ… という振動音が出ます。

対策

工務店が水準器を使い、
水平出し＋壁面固定を徹底するだけで大きく改善。

③ 排気ダクトの角度が悪い

排気ダクトが
・曲がりすぎている
・長すぎる
と風が通りづらくなり、ゴーッ と音を出します。

対策

・ダクトを最短距離に
・曲がりは“90度→45度×2”に分ける
・外に向かって緩やかに傾斜をつける

④ 夜の静かな時間に運転している

昼は気にならない音でも、
夜は静かさの中で響くため“大きく”感じられます。

解決策

・乾燥はできるだけ夕方〜夜ご飯前までに
・夜しか使えない場合はランドリールームに吸音材を使う

奈良県中南和でトラブルが起きやすい理由

① プロパンガス家庭が多く、火力が強い

プロパンは火力が強いので、
乾くのは早いけれど、
排気の量が多く“音・臭いが強くなる傾向”があります。

都市ガスとプロパンガスの違い｜乾太くんの乾き方・ガス代・工事の違いを奈良県版でやさしく解説

② 湿気が強い地形

奈良の南部・中和は
・谷筋の湿気
・朝晩の温度差
・山影
などが洗面所に影響し、臭いの原因になりやすい地域性があります。

③ 古い家の洗面所が“狭い＋換気弱い”

とくに御所・五條の築古住宅では
・換気扇が弱い
・窓が小さい
・湿気が溜まりやすい
という条件が重なりやすく、臭い・音の相談が多いです。

トラブルをゼロにするための“正しい設置ポイント”

① 排気の位置を最優先で考える

・窓の真下はNG
・換気扇の近くもNG
・外壁のフラット面がベスト
・風の向きも加味する

② 専用台は“壁付け”で安定させる

壁付け＋床の水平出しが基本。

ホテルの大型乾燥機と同じ原理で、
壁に固定されている方が大きく揺れません。

③ 湿気対策をセットで考える

・換気扇の改善
・サーキュレーター併用
・ランドリールーム化

湿気を外に逃がす動線が整うと
臭い・乾きやすさが格段に上がります。

まとめ｜ほとんどのトラブルは“防げるもの”です

臭い・音のトラブルの多くは
本体の問題ではなく、家の環境と設置方法の問題。

奈良県中南和のように
湿気が強くプロパン家庭が多い地域では、
排気位置・湿気対策・壁の強さがとても大事になります。

正しく設置すれば、
乾太くんは「最高の家事時短パートナー」になります。
気になる方は、ランドリールームと合わせたご相談をどうぞ。

この記事の執筆者

株式会社 大匠工務店　代表取締役／一級建築士

大匠工務店は1974年創業。地域の皆さまに支えられ、今年で50年を迎えました。二代目の水落は、一級建築士として住まいの修繕からリフォーム、設備改善まで幅広く対応し、年間200件以上の工事実績 を重ねています。
奈良県中南和の気候・暮らし方を熟知しているため、乾太くんや給湯器、断熱、動線改善など、地域に合った最適な住まいづくりをご提案しています。売上の約9割がリピーターのお客様。「心豊かで笑顔あふれる住まいづくり」を理念に、工事後も長く見守る地域密着の工務店です。
（対応エリア：御所市・橿原市・葛城市・大和高田市・香芝市・桜井市・五條市 ほか）